第55回_100%実在する男女逆転風俗_その17

更新

当時の僕たちが進めていた裏モノ系雑誌も追い込みに入り、申し訳無いが、いつまでもマコトこと菅原隼人のイラストにかまっていることは出来ない。しかし、相手は取材してもらった相手であることから、何かしらリアクションをしなければならないだろう。

 

「こちらの要望に応えていただき、ありがとうございました。しかし、今のところイラストをお願いする機会がありませんので、何か機会がありましたらご連絡させていただきます」

 

僕は無難なメールでお茶を濁した。

 

そして、オールアップすると製本された裏モノ系雑誌が編集部に届いた。裏モノ系雑誌は未経験だったこともあり、編集部のスタッフは誰もが喜びを隠せない。日ごろから慣れている風俗雑誌であれば、製本されたところでパラパラとめくって終わるところだが、それぞれがじっくりとページをめくっている。

 

裏モノ系雑誌とはいえ、デリヘルやソープランドなどの風俗企画もあるが、やはり僕にとって思い入れが強いのは出張ホスト企画だ。都市伝説として語られることの多い出張ホストだが、ここまでじっくりとインタビューをしたのは珍しいだろう。僕はこれまでに膨大な数の雑誌に関わってきたが、その中でも特に印象に残っている。そのため、何かしらの形でもう一度世に出したいという気持ちがあったのだ。

 

僕は基本的に取材したインタビューメモや画像などの資料を残しているが、今回のコラムを書くにあたって当時の資料を見返すと、その中からマコトこと菅原隼人のブログのURLも見つかったのだ。今はどうなっているのだろうか。きっと更新は止まっているだろう。場合によっては、ブログ自体が削除されている可能性もある。僕はダメ元で、ブログにアクセスしてみた。

 

しかし、意外なことにブログは更新されており、月に数回のペースではあるがイラストもアップ。また、以前アクセスした時と若干デザインが異なっている。かつては本名である菅原隼人名義のブログだったが、現在はマコト名義なのだ。

 

かつてはコメントの書き込みが全く無かったが、今のブログには定期的な書き込みがある。「すごく上手です!」、「プロのイラストレーターみたい!」など、耳あたりの良いコメントばかり。これは僕の予想だが、マコトは出張ホストを続けており、お客さんが書き込んでいるのではないだろうか。

 

なぜなら、マコトのイラストは相変わらずヘタクソだったからだ。

 

ブログ上では出張ホストであることオープンにしていないが、本当に出張ホストを続けているのだろうか。続いて、僕は取材をした出張ホスト・パッションのホームページへアクセスした。

 

続く