【第46回】100%実在する男女逆転風俗 その8

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ナンバーワンであるレイは恥ずかしそうに語った。

「僕、それなりにルックスに自信があったんでホストになったんです」

「ええ、男の僕から見てもカッコいいと思いますよ。」

「ハハハ、ありがとうございます。でも、それだけじゃホストで成功出来ないんですよね」

「どういうことですか?」

細身のレイはナンバーツーである小柄なマコトをチラリと見て話しを続けた。

「さっきマコトが言った通り、ホストってチームプレイなんですよ。でも、情けないことに僕はトークが全然出来なくて、接客中にどういった役割をして良いのか分からなかったんです」

「難しい世界ですね」

「それで、ホストを諦めて出張ホストになることにしたんです」

「そういった方ばかりなんですか?」

小柄なナンバーツーのマコトが口を開く。

「はい。出張ホストになるのは元ホストが多いですよ。でも、僕はレイとは逆にガッツリと風俗遊びしてたんで、デリヘルのシステムも知ってました。だからわりとスムーズに始められましたよ」

それでは、マコトにプレイ内容を語ってもらおう。

「具体的にどういったプレイ内容なんですか?」

「基本的にオイルマッサージですね。ひと通りマッサージをしたあとに性感マッサージをしてフィニッシュです。最近、男性向けのマッサージ系風俗ってありますよね?あんな感じですよ」

さすが風俗に詳しいマコト。実に例えが分かりやすい。

その時、僕はあることが気になった。スタンダードなデリヘルのオフィスは待機部屋を兼ねているが、パッションのオフィスは岸田さんをはじめとする内勤スタッフ、レイ、マコトしかいないようだ。

今日のパッションはこの2人しか出勤していないのだろうか?これは岸田さんに訊いた方が良いだろう。

「岸田さん。一般的な男性向けデリヘルのオフィスは、スタッフとデリヘル嬢でごった返しているんですよ。パッションは様子が違うので、どうなのかと思いまして」

「デリヘルってそうなんですね。出張ホストはそこら辺が違うと思います」

「それはどういったことですか?」

「男が風俗遊びする時って、わりと突発的なケースが多いと思うんですよ」

「それはありますね」

これは風俗ファンであればご理解いただけるだろう。

「ギャンブルで買った時とか、仕事でストレスが溜まった時とかだと思うんです。でも、女性ってそれが一切無いんですよ」

確かに、女性が突発的にムラムラする姿はなかなか想像出来ない。

「それでは、女性はどういったタイミングでパッションを利用しているんですか?」

「皆さん事前に予約されていますね。2、3ヶ月前から予約なんてザラです」

「それは出張ホストならではですね。男性向けデリヘルでは考えられませんよ」

僕は驚いてしまった。女性は計画的に風俗遊びをしているようだ。

「だから、ホストたちがオフィスで待機するケースってほぼ無いんですよ」

確かにこれであればホストが待機する必要は無い。納得。

「ほかに出張ホストならではの特徴ってありますか?」

「そうですねぇ」

僕は岸田さんからさらに聞き出すことにした。

続く