【第1回】マンを持して恥動説ここに復活

更新

恥動説。
このタイトルにピンと来た方。アナタは相当な風俗マニアだろう。これはかつて僕が某風俗雑誌で連載していたコラムのタイトルだ。首都圏のお店を中心にした雑誌だったため、池袋情報に特化した本サイトをご覧になっているのであれば、僕が連載していた雑誌を目にしたことがあるかもしれない。もちろん僕はコラムだけでなくお店の紹介記事も書いていたから、僕の記事を甘くボッキしながら読んでいた方もいることだろう。

 
僕はその雑誌で楽しく仕事をさせてもらっていたが、雑誌という媒体はやたらと規制が多いもの。創刊当初は雑誌の特性上ある程度の緩さがあったが、あるときから大人の事情で厳しくせざるを得なくなったのだ。

 
そこで規制の対象となったのがフェラチオという単語。なんとこの単語が使えなくなってしまった。これは風俗雑誌にとって死活問題だが、ペーペーのフリーライターである僕がレジスタンスを起こしたところで、クライアントである雑誌に勝てるワケがない。このハンディキャップマッチに臨むしかないのだ。

 
「アソコをパクリ」、「お口のサービス」などの表現を使用することにしたが、なんとも味気ないもの。しかし、ウェブの世界はどうだろう。この規制がグッと下がるのだ。フェラチオ!うん、実にいい響き。これからは今まで以上に伸び伸びと書けることだろう。

 
こういったサイトや雑誌のコラムは、風俗経験のある女性、熱狂的な風俗ファン、風俗店スタッフという視点からのものが多い。しかし、僕は風俗ライターという非常に特殊な視点から書いて行こうと思っている。

 
風俗ライターとは日常的に風俗店に取材をするが、実際に世に出すものはありふれた内容ばかりだ。「初体験は?」、「好きな男性のタイプは?」、「得意なプレイは?」などなど。これは風俗店のショーケースに並ぶ、ひとつの風俗嬢という商品の紹介文でしかない。

 
もちろん風俗の一番の目的は客が気持ちよく射精をすること。ビギナーや数年に一度遊びに行く程度のライトユーザーは、サイトや雑誌をチェックして自分好みの風俗嬢とプレイするだけで満足だろう。そのためには風俗ライターが書く商品の説明文が必須となる。しかし、風俗サイトのコラムまでチェックするようなマッドな風俗マニアは、射精だけでなく風俗にまつわる人間模様に惹かれているのではないだろうか。

 
風俗ライターの取材ではレコーダーが回っていない雑談の時にこそ、面白い話しが眠っている。このコラムは僕にとって、そういったものを発表する場だと考えている。風俗に射精以外のものを求めている風俗ファンに喜んでもらえたら幸いだ。

 
かつての恥動説で書くことの出来なかったネタは山ほどある。息子のために働くシングルマザー風俗嬢、シンガーを夢見てボイスレッスンへ通うソープ嬢、男女逆転の出張ホスト、未発表に終わったネタは多い。こちらの恥動説パート2ではそういったネタを書いてやろうと思っている。